お子様との芸術鑑賞(MoMAのメソッド):インスタライブ
お子様との美術鑑賞の仕方、インスタライブを行いました。
時間がない、ママパパに向けてのため、メソッドの背景などは割愛し、実践的な方法を手短に解説しています(15分程度です)。みていただけたら嬉しいです。
こちらのブログでは動画でお話した本などをご紹介しようと思います。
動画で紹介したメソッドは元MoMA(ニューヨーク近代美術館)教育部部長が開発した
「VTS――Visual Thinking Strategies(対話式な美術鑑賞)」。
アートを通じて鑑賞者・学習者の「観察力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」を育成する教育カリキュラムです。
開発者の方が書かれた書籍が出ており、私もこの書籍を参考にお話をさせていただいています。また、世界中の多くの美術館で実践されている方法ですので、本メソッドについて詳しく知りたい方は是非読まれて、実践してみていただければと思います。
VTSは、本当に簡単に言ってしまうと、知識を提供するのではなくて、大人も子供もすでに備えている力を活用して鑑賞する方法になります。
- 作品をよくみる。
- 観察した物事について発言する。
- 意見の根拠を示す。
- 他人の意見をよく聴いて考える。
- 話し合い、さまざまな解釈の可能性について考える。
ーーー 実際のVTSのやり方ーーー
美術作品を見るときに3つの問いかけを投げかけるというものです。
- この作品の中で、どんな出来事が起きているでしょうか?
- 作品のどこからそう思いましたか?
- もっと発見はありますか?
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そもそも、芸術作品の鑑賞や理解については正解はなく、心を自由にして今の自分のままで鑑賞して良いというのがあります。
私自身、息子(2歳7ヶ月)には「観賞する喜び」を感じてもらって、「美術館に行くことを楽し」んでもらったり、「自分の思ったことを素直に言葉にする」ということを経験してもらえたら良いなと思っています。
難しく身構えないで、楽しんで芸術を楽しんでいただけたらと思っています!
今は、色々な美術館や、オンラインの講座などでも美術鑑賞の仕方など知ることができますので、もっと興味がある方はそういったものも活用していただいて、楽しんでいただけたら嬉しいです!(背景的なことをしっかり説明してくれているオンライン講座などはとても面白いです✨)